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防犯カメラの機能

「防犯カメラの機能」イメージ_01

防犯カメラには、固有の特徴や様々な特殊機能が搭載されています。こちらではその機能を紹介しています。

映像素子

防犯カメラ機能映像素子CCDイメージ
防犯カメラ機能映像素子CMOSイメージ
  • 防犯カメラの主流はCCDからCMOSへ?

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「SonyCCD」 防犯カメラ機能「CMOS」

CCD(Charge Coupled Device)は、電子の目と言われる防犯カメラにおいて主要なデバイスで、この後に記載されているDSPとこの映像素子の組み合わせが防犯カメラの性能の大部分を決定します。

防犯カメラに使われる映像素子は基本的にCCDですが、ごく少数CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を使ったカメラもあります。CMOSの技術向上でこの二つの差は無くなってきていますが防犯カメラ市場においてはまだCCDが主流となっています。

<参考:Wiki>CCDイメージセンサ
<参考:Wiki>CMOSイメージセンサ

ネットワークカメラの普及により、大きい画像の処理に向いているるCMOS搭載が多くなってきています。

ちなみに「CMOS」とは別に「MOS」がありますが、これはPanasonic独自のCMOSの事で「第三の映像素子」といわれています。

DSP

防犯カメラDSPイメージ
防犯カメラ機能DSPイメージ
  • 搭載されているDSPが防犯カメラの映像と音声の質を決める

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防犯カメラ機能「SV5 chip」 防犯カメラ機能「winner6 chip」 防犯カメラ機能「UniPhier LSI」 防犯カメラ機能「nextchip」

映像素子やマイクから送られてくる信号の処理に特化したマイクロプロセッサです。

同じDSPを使用していてもDSP内部の設定はベンダーごとにまちまちで、このバランスが映像や音声の質に差をつけています。つまり、よりベストな設定が出来るベンダーのカメラがいい製品と言えます。

<参考:Wiki>デジタルシグナルプロセッサ

「MOS」と同様にPanasonicは独自の形態をとっており、他社のカメラでのDSPにあたる部分はシステムLSIと言われる統合プラットフォームがこれにあたります。

画素数

防犯カメラ機能画素数イメージ
  • 画素数が多いほど映像はきめ細かい

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防犯カメラ機能「XXX万画素」

こちらは機能というよりは性能なのですが(Pixel:ピクセル)とも言われ防犯カメラを選択する上で重要な要素となります。

映像を構成する画素の数を表していて数値が大きい程、映像のきめは細かくなり鮮明になります。

防犯カメラの画素数は大体決まっていて52(=48)万画素で52万画素が主流となっていますが、最近では100万画素以上のメガピクセルカメラも登場してきました。


→ 画素数による画面の大きさ比較

水平解像度

防犯カメラ機能水平解像度イメージ
  • 本数が多い程クリアな映像を表示

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「水平解像度XXXTV本」

こちらも画素数と同じく機能というよりは性能なのですが、防犯カメラを選択する上で重要な要素となります。

水平解像度とは、ディスプレイ上で水平方向に垂直と同じ幅を横にとり、その範囲内に引いた白黒の垂直の線が何本まで見分けられるかというもの。

つまり、どの程度細かな線が判別できるかとを表す。主に、テレビやビデオ、DVDなどの性能を示す数値として使われる。

現在のテレビ放送では、この水平解像度が350本、VHSは200本、S-VHSは400本、高画質といわれるDVDになると500本以上の数値となる。この水平解像度の値が大きいほど高画質となり、大型画面や動画では特に重要になる。
<Allabout用語集より引用>

暗視機能

防犯カメラ機能暗視イメージ
  • 0Luxの暗闇でも被写体を映す

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「暗視XXm」

被写体に赤外線を当てその反射光を利用して光がまったくない0Luxの状態でも映像を映し出します。

暗視可能距離は、赤外線LEDの性能と数により変わり、軍事用などの機器では最大1km先まで映し出す物もありますが、一般用は5m~100mくらいとなっています。

赤外線LEDには寿命があり、機種により差はありますが大体20,000~50,000時間くらいとなっていて、寿命がくると暗闇での撮影はできなくなり普通のカラーカメラ状態となります。赤外線撮影時の映像は白黒となります。

高感度機能

防犯カメラ機能高感度イメージ
  • 僅かな光源で映像を映す

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防犯カメラ機能「超高感度XXX」

別名:デイナイトカメラとも言われ、人間の目では見えないような暗い場所も僅かな光を電子的に増幅させ被写体を映し出す事が可能で、昼夜問わずの監視が可能です。

高感度機能は「最低被写体照度」で表され、この数値が小さいほど性能が高くなります。

防滴/防水機能

防犯カメラ機能防滴/防水イメージ(保護等級)
  • 防犯カメラ自体の防水性能表示

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「防水:保護等級IPXX」

防犯カメラ機器の防水性能については、他の電気機器と同様にICE規格529のIP(International Protection)で表され、 固形異物、水に対するそれぞれの保護等級で表示されます。

防犯カメラ販売工事センターでは、第二記号(水の浸入に対する保護)について「4」以下であれば「防滴」、「5」以上であれば「防水」と表記しています。

第1記号(人体および固形異物に対する保護)
  記述 保護の程度
0 無保護 特には保護されていない。
1 50mmより大きい固形物に対する保護 人体の表面積の大きな部分、例えば手などが誤って内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない。
2 12mmより大きい固形物に対する保護 指先、又は長さが80mmを超えない指先類似物が内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。直径12mmを超える固形物が内部に侵入しない。
3 2.5mmより大きい固形物に対する保護 直径又は厚さが2.5mmを超える工具やワイヤなどの固形物体の先端が内部に侵入しない。
4 1.0mmより大きい固形物に対する保護 直径又は厚さが1.0mmを超えるワイヤが銅帯などの固形物体の先端が内部に侵入しない。
5 防塵形 粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
6 耐塵形 粉塵が内部に侵入しない。
第2記号(水の浸入に対する保護)
  記述 保護の程度 試験方法
0 無保護 特には保護されていない。 試験なし。
1 滴下する水に対する保護 鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。 滴水試験装置にて鉛直滴下を10分間散水する。
2 15°傾斜した時落下する水に対する保護 正常な取付位置より15°以内の範囲で傾斜した時、鉛直に落下する水滴によって有害な影響をうけない。 滴水試験装置にて15°傾けて設置し、10分間(各方向2.5分間)散水する。
3 噴霧水に対する保護 鉛直から60°以内の噴霧水に落下する水によって有害な影響をうけない。 各散水孔当り0.07L/minで鉛直方向から両側に60°までの角度で10分間散水する。
4 飛沫に対する保護 いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響をうけない。 各散水孔当り0.07L/minであらゆる方向から10分間散水する。
5 噴流水に対する保護 いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響をうけない。 放出部ノズル径φ6.3、12.5L/minであらゆる方向から外皮表面積1㎡当り1分間のべ少なくとも3分間以上散水する。
6 波浪に対する保護 波浪または、いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響をうけない。 放出部ノズル径φ12.5、100L/minであらゆる方向から外皮表面積1㎡当り1分間のべ少なくとも3分間以上散水する。
7 水中への浸漬に対する保護 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響をうけない。 水深1m(機器の高さが850mmより低い場合)に30分間没する。
8 水没に対する保護 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造である。 メーカーと機器の使用者間の取決めによる。

IRフィルタ機能

防犯カメラ機能IRフィルタイメージ
  • 高感度撮影時のピントずれを修正

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「IRフィルタ」

高感度機能の発動時、焦点距離が変わる事により微量のピントずれが発生します。IRフィルタ機能は、高感度機能発動と同時にレンズと映像素子の間にフィルタを差し込むことによりこれを回避する機能です。

Panasonicは独自の名称で「ABF(オートバックフォーカス)」となります。

逆光補正(WDR)機能


  • 逆光状態でも被写体を映す

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「WDR」 防犯カメラ機能「Super WDR」

WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能は、被写体が逆光状態で影になり暗くなって見えなくなるのを補正します。WDRの性能はdB(デジベル)で表されこの数値が大きい程、補正能力が高くなります。

マンションのエントランスや店舗の入り口など背景が屋外になる場所には必要性が高い機能です。

Panasonicは独自の名称で「スーパーダイナミック」となります。

デジタルノイズ補正(DNR)機能

防犯カメラ機能デジタルノイズ補正(DNR)イメージ
  • 映像のノイズをデジタル処理で減少

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「DNR」 防犯カメラ機能「Super DNR」

DNR(デジタルノイズリダクション)は、映像に混在するノイズをデジタル処理で減少させ映像の質を向上させます。

これにより余計な映像データの削除をしてデータ自体のスリム化も行います。

デジタルイメージスタビライザー(DIS)機能


  • 微振動修正で安定した映像を供給

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「DIS」

DIS(デジタルイメージスタビライザー)は、風や設置されている建物自体の微振動をデジタル処理で修正してブレの無い安定した映像にします。

ズーム機能


  • 映像を拡大表示

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「光学5倍ズーム」 防犯カメラ機能「光学10倍ズーム」 防犯カメラ機能「光学36倍ズーム」 防犯カメラ機能「デジタル12倍ズーム」 防犯カメラ機能「デジタル40倍ズーム」

ズームには、レンズの機能で映像を拡大させる「光学ズーム」と、映像をデジタル処理で拡大する「デジタルズーム」があります。

実際のところ画素の低いカメラについては、デジタルズームは使い物にはなりません。拡大してクリアな映像が必要な場合は光学ズームの選択となります。

フリッカレス機能

防犯カメラ機能フリッカレス
  • 蛍光灯下で撮影時のちらつきをカット

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「フリッカレス」

電源50Hz地域(東日本)の蛍光灯下で、防犯カメラのを使用すると映像のちらつき(フリッカー)が発生します。

これをカットしてちらつきを抑える機能です。(西日本では、必要ありません。)

マスク機能

防犯カメラ機能マスクイメージ
  • 映像上の一部を見えなくする

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「マスク機能」

プライバシーマスキングとも言われます。映像の枠内の一部だけを見せたくない時やプライバシー上の理由などで映像の一部を隠したい場合に使用します。

ミラー機能

防犯カメラ機能ミラーイメージ
  • 映像の上下左右を反転

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「ミラー機能」 防犯カメラ機能「フリップ機能」

あまり使わない機能ですが、設置が通常とは反対にしかできない場合や鏡に映った被写体を撮影する場合に使います。

機種によっては、上下だけや左右反転だけの機器もありますのでよくご確認ください。

OSD機能

防犯カメラ機能OSDイメージ
  • 画面上にメニューを表示

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「OSD機能」

OSD(オンスクリーンディスプレイ)は、接続されたモニターに機器設定の画面を表示します。

これにより本体に液晶などの表示デバイスが不必要になるばかりでなく、設定が分かりやすくなります。

SD/SDHC機能

防犯カメラ機能SD/SDHCイメージ
防犯カメラ機能「SD/SDHC機能イメージ」
  • カメラ側で映像を記録できる

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「SD/SDHCカード」

SD/SDHCのアイコンがついているカメラは、カメラ本体にSD/SDHCカードを組み込む事ができカメラ自体で録画する事ができます。

カード自体の容量が、HDDに比べかなり制限されているので長時間の録画には向いていませんが、映像線断線時の一時的な記録媒体代替や記録のバックアップなどの目的で使用されます。

SDHC【SD_High_Capacity】は、SDカードの上位規格で上限が2GBからより容量の大きい32GBとなっています。

3軸機構

防犯カメラ機能3軸機構イメージ
  • 角度の自由度が高い

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「3軸機構」

ドーム型防犯カメラ特有の機構で、内部のカメラ基盤を支える軸が3つあることであらゆる角度にカメラを向ける事ができます。

バンダル(非破壊)

  • 強固な素材のボディでカメラを保護

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「バンダル(非破壊)仕様」

ボディ素材に強化プラスチックやポリカーボネイトやスチールなどを使用することで、カメラ本体を破壊から保護します。

音声

  • マイクやスピーカーなどを接続できる

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「音声入力端子」 防犯カメラ機能「音声出力端子」

音声の入出力端子がついていれば、マイクを接続しての音声の収集やスピーカーを接続しての音声発信ができます。

マイク

  • 音声の録音ができる

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「マイク」

マイク内蔵のカメラであれば、音声の録音ができます。

カメラに標準装備されているマイクの性能には、過剰な期待は禁物です。「カメラの周りの音が、まあ聞こえる」くらいの性能の物がほとんどです。

音声もきちんと録りたいのであれば、別途防犯カメラ専用のマイクを設置することをおすすめします。

重畳式(ワンケーブル)

  • 同軸線で電源を同時供給

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「ワンケーブル(重畳式)」

映像線と電源線が重畳式で1本の同軸ケーブルで伝送できます。長距離の配線や配管スペースに制限がある場合に用いられます。また、配線がシンプルになるので多数のカメラを設置する場合にも向いています。

どのメーカーでもワンケーブル(重畳式)防犯カメラは、必ず専用の「対」となる電源供給ユニットを使用する必要があります。

PoE(ピーオーイー)

  • LANケーブルで電源を同時供給

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「PoE」

【 Power over Ethernet 】の頭文字を取ったもので、ネットワークカメラ特有の機能です。通常カメラに必要な電源はアダプタなどから供給、映像などのデータはLANケーブルにてやり取りしますが、PoEは同じLANケーブルを使い電源を供給する技術です。

LANケーブルはカテゴリ5以上が必須で、またカメラの対になる部分には専用の給電ユニットやPoE対応ハブが必要となります。

レンズ

防犯カメラ用 固定(短焦点)レンズイメージ
- 固定(短焦点)レンズ -

防犯カメラ用 バリフォーカル(変倍レンズイメージ

- バリフォーカル(変倍)レンズ -
  • 目的の映像に合わせてレンズを選択

<対応アイコン>
防犯カメラ機能「固定(短焦点)レンズ3.6mm」 防犯カメラ機能「固定(短焦点)レンズ6.0mm」 防犯カメラ機能「バリフォーカル(変倍)レンズ2.8-10mm」 防犯カメラ機能「バリフォーカル(変倍)レンズ2.8-12mm」

防犯カメラの機能というのはちょっと違うかもしれませんが、レンズも必須アイテムとなります。

防犯カメラ用と言っても工業用や魚眼タイプなど様々な種類があるのですが、主に使用するのはこちらの「固定(短焦点)レンズ」と「バリフォーカル(変倍)レンズ」となります。

固定=Fixレンズ / バリフォーカル(変倍)レンズ=VFレンズと表記する事もあります。

また、メガピクセルは専用のレンズが必要となりますのでご注意ください。